5月31日(日曜)
レ スイート オリエントホテルの朝食ブッフェでしっかりといただいたせいか、お昼になっても全然、お腹が空きません。

移動したホテルで荷物を解いて一休みすると、ランチはどうでもよくなり、時計を見ると13時を回っています。

綿密なプランは作成していませんが、今日の午後はフランス租界を散策。そして、注目観光スポットと紹介されることが多い『田子坊』見学を夕食までの半日観光と考えて来ました。

じゃ、お出かけ、お出かけ

image

image

ホテルの門前は安亭路。門を背にして左方向に進むと直ぐに永嘉路とぶつかるT字路。永嘉路を左に歩くと直ぐに地下鉄案内板を見つけられます。

image

地下鉄1号線・衡山路駅 1番出口。永嘉路の歩道からちょっと引っ込んだところに位置してます。

ホテルの門から徒歩3分でした。

駅を確認したら、交通量の多い衡山路沿いを進む前に一旦、永嘉路に戻る。

image

永嘉路と交差する烏魯木斉南路から衡山路交差点を目指します。

多分、宿泊ホテルも含めて衡山路駅周辺はもうすでに『フランス租界』エリアなのだと思います。

外灘エリアにもプラタナスの並木はありましたが、何かが違うようで、その差が、この辺りをフランス租界と称しているのじゃないかな。

image

プラタナスの並木に沿う塀の中の小粋な住宅をちらり。

「しょうしゃ」を漢字変換出来ず残念ですが、覗いたときの印象は、しょうしゃな佇まいと感じました。その印象が「その差」なのだと思います。

image

再び、衡山路に出ると、上海国際礼拝堂を過ぎて常熟路を目指して直進。

その途中に出会したビアレストラン。

ずいぶんと賑わっていますが、テラスに置かれたメニューを見て納得。

ランチタイムに相当する時間帯は “ハッピーアワー” なのでした。

image

ビアレストランとは道を挟んでお向かいのレストラン。

写真には店名看板が示されているように見えますが、ここはほとんどのガイドブックに紹介されている洋館レストラン “サシャズ”。

ララチッタ情報によると、蒋介石夫妻や毛沢東夫人が暮らしたという歴史的な洋館だそうです。

image

窓の日除けに印刷された文字『老房子』

image

歩道に面した窓ガラスには不動産物件紹介が掲示されています。

単なる物件ではなく、サイド日除けにあった『老房子』物件です。

そっか。この界隈に点在するしょうしゃな住宅や レンガ造りの集合住宅は、外灘に並ぶ歴史的建築様式の洋館とほぼ同じ時代から引き継がれている建物で、それを総じて老房子と称しているんですね。

ちなみに、先ほどの “サシャズ” も老房子だそうです。

image

その不動産屋さんと間口を並べるilly。

illyはイタリアンですけど、こういうコジャレ感は、パリっぽい❗

モンマルトル辺りの路地裏にありそう。

image

image

交通量が多いからと驚くことはないのですが、『何故に、無闇やたらにクラクションを鳴り響かせるの』という不快と電柱さえ無ければ、実にパリっぽい❗

なーんちゃってパリ16区、だなぁ。

image

パリっぽいという発見は、リヤカーの横切りで「やっぱ、上海か」という現実に戻ります。

image

上海なんだけどパリ、パリっぽいけど上海を繰り返しながら、もう少し歩きます。

まっぷるの付録マップ上に四角囲みで「レトロな住宅がズラリと並ぶ」と示されたところが目標です。

この記述はマップ上だけで、本編には一切の紹介がありません。

足を運ぶしか確めようがないのは、プチ冒険です。

image

たぶん、この辺りから「ズラリ」が始まる。

image

「ぁ。」と「ぇ。」でした。

レトロという記述は、老房子なんじゃない?

なのに、近寄れない。

門の脇には、頭を垂れて居眠り中の警備員さんがいる。

敷地内にちらほら見える住民は普通の庶民っぽい。ベランダのない窓には目一杯物干しパイプを突っ張り、洗濯物を干す生活をする人たちのようです。

image

「ズラリ」は本当です。

進入を諦めて歩道を進むと、また同じ門構えがある。

張り紙に明記されている文面は、簡体でも時々わかる。

「爆竹禁止」らしい。

そりゃ、路上に突き出した洗濯物に火が飛んだら危険ですもの。

だけど、門扉で境を設置するのは、それだけの理由ではないと思う。

禁止事項を全部読み取れたら、門が立つ事情を理解出来るんだろうな。

たぶん、観光客も不審者と区別つかないと思うし……

けど、道があるのに近づけないのは残念です。

image

「ズラリ」に見切りをつけて、常熟路を少し引き返して「安福路」に向かいます。

このエリアも見学ポイントは、老房子です。

「旧フランス租界の中でも最近注目を集めているトレンドストリート」と、まっぷるは言ってます。

image

うぷぷ。そっかなー、トレンド

この竿竹おじさんが携帯するトラメガは、傍らを走り抜けるクルマのクラクションに負けてない大音量だったよ

image

それでも、交通が途絶える瞬間があると、パリっぽくなります。

image

おしゃれなカフェも見かけたましたが、生活感のある飲食店が並ぶ様子を見る方が、ここに人々が暮らしていることを感じられていいな。

image

ただし、ここもです。

連なる店舗が途切れると、奥行きの深い老房子があるのに門で観光をシャットアウトされてしまう。

image

プラタナスの街路樹の足元を格子模様の鉄板で囲っている。

小さな発見

もう、小さな発見もこれで打ち止めかな。

なんだか、歩いても歩いても未消化気分を拭えないなぁ。

田子坊に移動しますかね。