一人旅では往々にして「何を食べるか」意欲を持っても、その品揃えやボリュームによっては断念せざるを得ないこともあるけれど、例えば “飲茶” のようなお店だと、いわゆる中華料理店よりも遥かに入りやすい。

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南翔饅頭店

飲茶店と言えるかわかりませんが、湖心亭を囲む建物の1つで、午前中から営業している小籠包が美味しい人気店。

午後は6時を過ぎると混雑するようだ。

また、当店は、1階、2階、3階で、店舗様式が異なるそうで、店内で食事が出来るのは2階以上だそうです。

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このテイクアウト専用行列は1階正面まで続く長蛇で、2階以上でお食事するための階段を見通せないほどです、常時。

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湯気がほわんと立ち込める調理場では、黙々と小籠包が作られています。どうやら、テイクアウト分も店内食事分もこの調理場で賄われているようです。

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では、上階へ。

外から見上げると、階層が明確ではないので、上がりながらの様子見です。

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漢字を音読出来なくとも字面と矢印で、「この付近で20分待ち」を表示しているのだろうと推測出来ます。

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店名が違うようですが、系列なのだろうか。

フロアと区分によって、同じメニューでも価格が違うと聞いていますが、いくら6時前の入店とは言え、ポツポツ空席があるお店には入る気になれません。

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これ以上上層階はないので、ここが同じメニューでも一番高いお店のようです。

混雑はしていませんが、ほぼ満席。

「one person」のワタシが2人テーブルに案内されて一旦、満席になりました。

一番高いことを承知出来るわけは、手持ちの現金が 250元あるからです。

ここはお一人様 80元は消費しないといけないらしいですので、250元あれば、何とかなるでしょう。

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創建 干光緒 26 年 というのは、創業何年経つのだろう?

ゃ、それよりも、メニュー表紙と同じデザインでパッケージングされた紙おしぼりが出されたことに感激したです❗

それだけで、ここは当りです

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まずは、評判の大・小籠包

メニューは中・日・英語併記だったので、迷わずに注文できた「蟹みそ入りスープ饅頭」です。

この中央に差し込まれたストローで、最初はスープを吸い上げるようです。

熱いので、出されていきなりの吸い上げは要注意❗

美味しいかって?

驚く美味さとは、正直言えなかった。

このデカさに感激出来れば、1度だけ体験する価値はあると言っておきましょう

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ビールは青島ビール。

瓶だし、キレイなグラスを出されたし、これも好評価になりますよ

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サラダ代わりに注文した火の通った「レタス炒め」

特製のオイスターソース炒めかな。

オイスィー❗

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これは日本語漢字での表示がなかったので、「Shao-Mai with Cereal」

シャオマイって、鳥栖で初めて食べたシャオマイ弁当のシャオマイかな。

メニュー写真を見る限り、雑穀米の一口シウマイのように思えて、しかも、1個 4元だったので、2個注文。

〆の炭水化物としては、お一人様に丁度いい❗

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1階から届けられたのかな、出来立てホヤホヤの「特製豚肉入り小籠包」

オイスィー❗

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お出掛け前に、観光客向けローカル番組 “Action SHANGHAI” で見た、小籠包を美味しくいただく説明に従ってみた。

蒸籠からつまみ上げた小籠包をレンゲに乗せ、その絞り上がった上位部分を一口食べる。

中の餡とともにたっぷりの肉汁が覗ける。

その肉汁を一気に吸い上げる。

うーん、ウマイ❗

そして、残りを一口でほお張る

満足じゃ

ただちょっとだけ残念だったのは、このやり方で食べられたのは6個中、3個だけ。

あとは、だんだんと皮が乾き始めて固くなり、てっぺんを一口噛むと同時に本体と底部分が分離してしまい、中の肉汁がレンゲから零れ落ちそうになる。

慌ててレンゲを口の中に突っ込むしかない。

美味しければ、手順を割愛してもオッケー、ですよ

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大・小籠包の蟹みそスープは思ったほどの量はなく、中味が空洞化すると、肉厚な皮の乾きは速く、しかもかなり固くなる。

いっそ、ひっくり返して、スープがよく染みている底皮部分だけを切り分けていただきたいと思ったです。

おしぼりまで用意されているので、手を使ってどのように食べても構わないだろうと思ったのですが、固くなった皮がピッタリと蒸籠にはまっていて、ひっくり返すことは成りませんでした

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そうこうして、6個の小籠包は軽く完食しました。

思うに、次回のチャンスがあるとしたら、大・小籠包ではなく、餡の異なる蟹肉入りとかアワビ餡の小籠包を追加した方がその肉汁を味わえるし、完食は必ず出来ると思う、一人でも

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途中切り替えた紹興酒。

古越龍山って銘柄なのかな。5年ものですので、メニューの中でも一番安い紹興酒ですが、注文した単品の中では最も高額の1本 48元、500ml でした。

口当たり、のど越し共にさらっとして飲みやすかった。

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忘れられたかと思ったほど、期せずして真打ちとなった「カンラン菜と竹の子の和え物」

カンラン菜とは、Chinese Broccoli だそうです。

とてもさっぱりしている。

お出汁は何で取っているのかな。

お上品な薄味と言ってしまうと、特徴のない味気ないもののようですが、それとは紙一重で「美味しい」の仲間入りを果す食べ物だったです。

3/4。ほとんど飲めていない紹興酒をテイクアウトにしてもらって、早めの晩餐はお開き。

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来た道順をなぞることなく、豫園老街を外灘(外たん)方向に見える高層ビルを頼りに抜けることにしました。

様々な店舗が並ぶ中で目に留まったショーケース。

たぶん、オフィシャルではないと思います。

本物か否かよりも気になったのは、鉄腕アトム。

マレーシアのマラッカで見掛けた鉄腕アトムのお面よりかは比べようもないほど良く出来ている。

ご当地では、あんなに昔のアニメも認知されているのだろうか?

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裏道のような通りに出ても、視野には高層ビルが入っているので、もう、地図を広げることはしません。

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立ち止まって目を凝らして見たのは、連なる屋根部分の模様。

中国語では何というのでしょう。

日本語では「ラーメン丼の縁取り模様みたいなヤツ」という表現しか言えません。

ラファエロが、フォロノマーノに埋もれていた古代ギリシャ時代の遺跡を発掘して発見した模様。彼は “グロテスク” 模様と称し、インスパイアされたその模様をバチカンで請け負ったお仕事 “アテナイの聖堂” やファルネジーナ宮のプシュケの間に描いたフレスコ画などで縁取っている。

今見えている模様の由来も古代ギリシャの遺跡の影響がシルクロードを渡って来たものなのだろうか。

それとも、格子芸術の影響で独自に広まったものなのだろうか。

酔狂な思いを馳せるのも、案外と上海と馬が合うってことなのかも。

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商店街と言えるほどの規模ではないですが、この辺りの生活を担っているんだろうなぁ。

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さらに横丁に入ってみる。

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去年の初バンコク以来、電線に目覚めたワタクシ

なんでこんなにごちゃごちゃしているんだろうという素朴な疑問に答えを求めるつもりはありません。ただ、このごちゃごちゃ感に、東南アジアの逞しさを感じるんです、いつ、どこで遭遇しても。

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上海では、電線を超える逞しい光景を見つけてしまったかな。「何でもアリ」を象徴している気がします、あのモップは

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古城公園を抜けるのは、帰路のショートカットになります。

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宿泊ホテルが建つ外灘(外たん)に出ました。

路駐ならず、ズラリと歩道駐

これは逞しさではなく図々しいと感じる残念な光景です。

そろそろ日没。

いよいよ夜景観賞だわ