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宿泊ホテルを出て改めて、正面に望む外灘(外たん)風景。窓ガラスを通さない直の現実も曇天に色彩が沈められている。

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これが宿泊ホテル、レ スイート オリエント。
20階くらいあるのかな、フロアは。

ワタシのお部屋は喫煙可なので低層の6階でした。

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さてと。『豫園』を徒歩で目指します。

持参した複数のガイドブックの中で、“まっぷる” の街歩き用詳細地図を頼りに「新永安路」を進むことにした。

この道標は、何気に優れもの。

通り名の両脇、左右に記されているアルファベット E. W. S. N. は、東西南北を表しています。

至るところに立つ案内道標は共通様式で、現実の道路も基本的に東西、もしくは南北に進める造りになっているので、東西南北をきちんと示しているマップを照らし合わすことが出来れば、スマホのGoogleマップ + GPS が電波事情で使えない悪条件下でも、迷子にならず、目的地に辿れます

※この学習は、滞在中ずっと役立ちました。

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何かの工事途中のようで、クルマが進入出来ないのはいきなりラッキー

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道路の片側を連ねるレトロな低層ビルは、本来、レンガ造りのデザインがお洒落に見えるはずですのに、強烈な“生活感” を醸し出す洗濯物とその鉄骨物干しの放列が、旅人の好奇心を踊らせます。

洗濯物光景で有名なナポリよりも逞しい生活感があると思う。晴れた日ならもっと、強烈な光景だろうなぁ。

1階は店舗が連なっているのですが、主に布地や手芸、小物を中心とした問屋さんのようです。

これらが、どこで縫製されて商品となるのかわかりませんが、ワタシが着ているチープな服装を仕上げる素材よりも陳腐に見える

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片側問屋街の向かいは工事中の囲いが続いていて、ほぼ完成に近付いている建物は、かなりモダンな佇まい。

“SOHO” か。

あともう少しすると、この辺りは NY のブルックリンを模したような街になるのかな。

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永安路。ここを直進して人民路とぶつかると、目指す豫園はもうすぐなハズ。

この近辺に限ってですが、至るところに見える高層ビルが、路肩に立つ道標と同等の案内力を持っていると思います。

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人民路は思いの外幅広で交通量も多く、途中、信号のない場所で横断することは、初上海到着数時間のワタシには到底出来ず、この豫園目印の門が建つ交差点までやって来ました。

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交差点を渡って振り返ると、外灘(外たん)風景を織り成す高層ビル群とは位置の異なる方角にも個性的な高層ビルが建っていることに気が付きました。

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豫園というのは、その名が銘々された庭園のことだと思うのですが、庭園を取り囲む一帯も広義の豫園と言っても間違いではないと思います。

しかし、豫園に建立されている歴史的な建築物とそれを模した飲食店や土産物店などの建物との区別は、パッと見、わかりません

近付いて、最もらしい古語のような漢字で綴られた看板を見上げて凝視しないと区別は難しい。

ちなみに、上の写真は店舗です。(笑)

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様々なデザインの高層ビルを見ますが、まるで宗教団体のビルのような姿をここで見るとは意外です。

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ともかく、進んで見ましょう。

「豫園」「湖心亭」「豫園老街」方面を示す矢印に従うことにしました。

午後も3時を回っていて、しかも曇天なので豫園(庭園)見学は断念しますが、なんとなく、漢字の字面からその名所をイメージできる湖心亭と豫園老街を見て歩けたら、「豫園に行ったよ❗」と言えるでしょう。

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と決めた直後、最初に識別出来たのは、ハーゲンダッツ・豫園店でした

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もう、豫園老街を歩いているのか。
模写店舗も含めて、この年代物建築物が建ち並ぶエリアを「古い=老」と表現する通りなのだと思うことにした。

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これは、飲食店ではなさそう。

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これは、お店の置物。

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おぉ。この光景は、沢山見掛けた豫園レポに必ず紹介されていた。

ワタシは、迷子になっていない❗

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おぉ。おぉー。

おそらく、湖心亭だ❗

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湖心亭と称するのは、池のことなのか、池と池を囲む建物を含めているのかよくわかりませんが、観光客はこの辺りに最も押し寄せています。

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店舗なのだろうか。周囲の人が多過ぎて、確かめられず。

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このような建築様式を何というのか知りませんが、見上げたときの威風堂々とした姿は、その当時には手を合わせてしまうほどのありがたみがあったんじゃないかな。

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正面を向く屋根には、守護神のような像が並んで立っている。

守護神なのか、ご利益をもたらすのか、福を呼ぶのか、それとも三者三様の意味をもたらす使者像なのか。

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古来の小さなエリアの背景に、避けようのない高層ビルを望む。

中国って、広大な大地に立国していると思っているのに、上海って、実は観光スポットがコンパクトに納まっているんじゃないかと、初日の第一歩で感じてしまいました。

さらに、見えている高層ビルのお陰で、宿泊ホテルの方面もわかり、帰路を迷うこともないと安心をもたらしてくれます。

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それにしても、こういうのを何造りというのか、様式を知らないことを残念に思うのと同時に、醸し出す雰囲気に好印象を抱くのは、九州の長崎辺りを思い起こす佇まいに見えるからなのだと思った。ここは、「中国伝来」の発祥の1つなのかもしれない。

と、上ばかり眺めていたのですがふと、若い母親が2〜3才のちょこまかした幼児を抱き上げる気配がありました。見ていると、手慣れた動作で片手でその男児の両足を掴み、もう片方の手でパンツを下げた。

そして、豫園の庭園を仕切る白い土壁に向かって、抱えた幼児ごとしゃがんだ。

もう、これ以上を見届ける必要はないけれど、噂は本当だったんだと知ってしまいました。

よろしくないですねー、こういう習慣は。