2015/05/30
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およそ30分前には、シャンパン片手の自分を想像することはあり得なかった。

定刻の案内に従って搭乗列を進むと、搭乗券を差し出すワタシを列の脇に誘導し、「○○様、本日のエコノミー席は生憎、満席となっておりまして、お一人様の○○様にはビジネスクラスのお席をご用意させていただきました。」と言われた。

一瞬、ポカーンです。

3年前のルフトハンザでは、チェックイン時に「お一人5万円の追加でビジネスクラスのお席をご案内出来ます。」という提言を受けたことがあるけれど、搭乗直前のこれって?

「料金追加するんですか?」

思わず、聞いてしまいました

「いいえ、頂戴いたしません (^-^)」

「ぇー。じゃ、スミマセン。」

へこへこ、ひょこひょことビジネスクラスへ。

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ビジネスクラス 5列目A席。

前は壁か……

着席すると直ぐに、CAさんに「このリクライニング状態を戻したいんですけど。」と尋ねて、赤っ恥

これが、デフォルト。

この状態でも、背もたれに深く寄り掛かると両足の踵は浮く。

壁に設置されたポケットには、安全ベルトを外して一歩足を運ばないと届かない。

“翼の王国”やら小冊子をまとめて取り上げてから以後、ポケットには一切触れず、用意されているであろうビジネスクラス専用アメニティグッズ点検は放棄。

専用モニタがどこから出現するのかも、わからず。

たかだか3時間程度の空の旅ですからね、欲張らずとも十分に快適を体験出来そうです。

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並び列は空席だし、人の気配を感じない静かな空間というのも初めて。

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先ずは、アペリティフ。

メニュー説明によりますと、ご自慢のANAワインセレクションらしい。

第一次書類審査にエントリーしたワインは 2400銘柄で、最終選考は多彩な顔ぶれ40名によって決定したそうです。

その1つがこのシャンパン。“シャルル・コラン・ブリュット”

口に含むとどう味わいが広がるか説明されていたけれど、ワタクシ的には『オイスィー❗』

しかし、お供が “あられ” …… (^o^;)

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富士山 with シャンパン

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エンジンは、ロールスロイスなんだ

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和食をチョイスしたのは、主菜の1つが「牛肉アスパラガス巻き」だったから。

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シャンパンの次は、赤ワイン。(^ー^)

シャトー・オー・ベルノン 2012 。

あまり重くなくて、和食の個々の具材とも合う❗

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柔らかくてほろほろな牛肉でしたよ。

太刀魚の蕗味噌焼きも、オイスィー❗

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厚焼き玉子のグループも味付けがお上品だったり、しっかりしてたり、具材の豊富さと味付けバリエーションが楽しめる。

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エビフライの手前にいるのは、個別説明の記載はなかったけど、冬瓜のゼリー寄せかな。美味であった。

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これも説明の中のものと一致出来なかったけど、日本酒をいただきたくなる一品だったなぁ。

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なんだろう。ただの緑茶かもしれないけれど、温度といい、とろみもあって、「ありがとうございました。」と、素直に言えるお食事の〆だったです。

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さぁ、上海・浦東国際空港到着です。

曇天は予報通り。

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ボーディングブリッジからイミグレに向かう途中、一番最初に好奇心をそそられたのは、ゴミ箱。

分別表示ポスターが、なんか、スゴイ

ともかく分別は、リサイクル出来るか否かの二種なんですね、了解

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文字がなくとも理解出来るマーク

もちろん、条件反射のように無抵抗で誘われたのですが、中はたったの6畳くらいのスペースで、ちょっとビックリでした、こんなにだだっ広い空港なのに

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何ら問題なくイミグレを通過し、受託荷物のスーツケースも受け取り、いよいよ、上海市内へゴー

空港ターミナルは、第1と第2ターミナルが3本の通路で結ばれていて、その真ん中、中央通路を進むと、その通路中間付近には両替窓口があったり、地下鉄やリニアモーターカーやタクシー、バスの出発乗り口に迷うことなく辿れる構造になっています。

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先ず、地下鉄改札脇にある有人窓口で『公共交通カード』を購入。

日本で予め 500元の現金を両替して来たので、公共交通カード分を含めて初日の経費は賄えるつもりです。

『公共交通カード』は、色々な観光情報の説明によりますと、Suicaのようなものと理解しました。

地下鉄、バス、そして、タクシー料金の支払いにも利用出来る便利カードらしく、中国語をわからないワタシには、これなくしては自由に行動出来ないと思える頼りになるカードです。

そのわりには窓口が1つしかなく、地味というか、大々的に売る気を感じられないのには、拍子抜け

カードは1枚につきデポジットが20元。プラス、チャージは限度があるらしいですが、滞在中の行動予定に合わせて決められます。ワタシは、リニアモーターカーにも乗りたいし、タクシーも何度か利用すると思うので、200元チャージしました。

余れば、帰国時に精算も出来ます。

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ちなみに、公共交通カードの精算は、リニアモーターカーの券売窓口の4番で出来るという説明があったのですが、日々変更があるようで、地下鉄改札とは中央広場を挟んで向かいのリニアモーターカー窓口は1〜3しかなく、4番窓口はありませんでした。

今は、1〜3の窓口どれでも、カードを差し出すと速やかに精算してくれるようです。ていうか、出来ました

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さてさて、いざ、リニアモーターカーへ。

改札は幅広いですが、ホームは両側に1本ずつ。

先発は、係員に促される方へ降りれば間違いなく辿れます。

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車内の座席は、片側3列、通路を挟んで6列の向かい合わせ。

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思ったほどには混んではいません。

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最速400キロを超えるのは、朝夕の限られた本数だけで、それ以外は時速r300キロレベル。

それでも、直通で龍陽路駅まで 7〜8分で行きます。

乗り心地は、うーむ。

悪くはないですが、実感伴わず

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龍陽路駅、到着。

ここまで、スマホの電源も入れず、ガイドブックを開くことなくやって来れました。

情報収集したときの記憶に従い、ホテルへはもう一頑張り、タクシーに乗り込むだけとなりました。

そう、上海初日は用心して、タクシーは拾うのでなく、タクシー乗り場で乗りたいです。

仕入れた情報では、タクシー乗り場には並ぶ列の頭上を被う屋根がありました。

なので、改札を出て、『タクシー』の中国語と車マークに従って進むだけと思っています。

ところが、思わぬ白タク洗礼が待ち受けていました

案内に従って駅舎を出るといきなり、白タク勧誘のあんちゃんたちが何人も待ち受けてます。

情報に従って、完全無視。

次に見える案内板までたどり着くと、『

タクシー乗り場まで徒歩120mの表示は理解できるのですが、肝心の方向を示す矢印が、右にも左にも矢が削られていて、ただの一本線になっている

しかも、左右どちらを見ても、ちょうど 50m 先は角になっていて、それ以上は見通せない。

「なーんだこりゃ⁉」

呆然だよ、しばらく。

削られた横棒の左端にはボールペンで薄く「< 」矢が書き足されている。

これが、急場しのぎの親切なのか、あんちゃんたちの謀略なのか、大いに悩む。

そこへ、一旦は完全無視したあんちゃんたちの一派が再び現れる。

中途半端な英語と日本語でシツコイ勧誘。

「タクシー乗り場を探しているから、no thank you」と言っても引き下がらない。

ここが、タクシー乗り場だと言い張る。

「交通カードで乗るから!」と言うと

「メーター付いてるよ」と言う。

「ところで、いくらチャージがあるんだ?」と、不本意ながらも会話に発展。

「160元くらいかな」と、つい答えてしまったら、「140元で行けるヨ」と言った。

思わず「えっーえー。I's too expensive !!」と反応。

(140元だったら、空港からタクシー利用するのと大して変わらないです。)

しかし、この反応がヨカッタみたいで、あんちゃんたちは諦めて、去って行きました。

一人残されたワタシは左右どちらへ進むべきか、再び悩む。

どうも、左方向から乗客を乗せたタクシーが頻繁に走って来る。

もう、賭けです。

左方向の角を曲がってみます。

「ぁぅ」

タクシー待機列らしき屋根は見当たらず……

だけど、どうやら、龍陽路の地下鉄駅入口があるようだ。

地下鉄駅までタクシーでやって来る人たちがいる。

そのタクシーなら白タクじゃないように思う。

駅入口近くまで行くと、ちょうど、お客を下ろそうとするタクシーが。

近くにいたガードマンみたいな制服を着た若者を呼び止めて「Is that taxi a safe ? Do you think that taxi is a really safe ?」と、彼にとってはトートツ過ぎる問い掛けをした。

若者はボソッと「safe」と呟いて、そのタクシーを指差してくれた。

直ぐ様、ワタシも「タクシー❗」と呼び止めた。

若者に向かって「Thank you ! bye - bye !!」とお礼を告げると、タクシーに乗り込んだ。

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タクシーはホテルのお車寄せまで、無事に運んでくれました。

The Bund 沿いに建つ「レ スイート オリエンタル」ホテルまで、龍陽路から 37元でした。

この景色。ホテルのお部屋から望むこの景色を見るまで、スマホもガイドブックにも頼らず、来れました。

無事を実感すると、白タク洗礼は冒険の始まりだった気がします